題名長くて申し訳ないです。
みなさんどうも若干資格マニアとなっているレバンスです。
過去に環境計量士(濃度関係)を取った私ですが、
以下記事参照↓↓↓
この資格を活かして他の資格を楽に取ろうと考えました。
ちなみに環境計量士(濃度関係)があると取るのが楽になる資格はこの2つです。
・公害防止管理者(水質・大気)
・作業環境測定士
なお免除を受けるには環境計量士の登録まで終わっていることが条件です。
上記の資格が講習と講習終了後の試験を受けるだけで取れるようになります。
ちなみに今回は題名にもありますように、作業環境測定士試験科目一部免除講習を受けてきました。
そもそも作業環境測定士とは
みなさん大好きウィキペディアによると
厚生労働大臣の登録を受け、指定作業場について作業環境測定の業務を行う者。
作業環境測定士は作業環境測定法に基づいて労働作業者の職場環境に存在する有害物質を調査するため、調査計画(デザイン)、試料採取(サンプリング)、分析(簡易測定および測定機器を用いる)を行い、労働作業者の健康を守る資格である。
簡単に言うと工場とかなにか有害なものを作っている工場で、労働者の健康を守るために、作業場の有害物質の濃度とかを測る人です。作業環境測定士がいなかったら作業場の良好な環境は保たれないので大変ですね。わりといろんな工場に必須な資格ではないでしょうか?
免除になる科目について
作業環境測定士には一種と二種があり試験科目については以下のように書かれています。
作業環境測定士試験を受験する前の講習|JAWE -日本作業環境測定協会-
作業環境測定士には、第二種作業環境測定士と第一種作業環境測定士の2種類があり、第二種作業環境測定士の試験科目は、1)労働衛生一般、2)労働衛生関係法令、3)デザイン・サンプリング、4)分析概論の4科目です。
第一種作業環境測定士の試験科目は、5)鉱物性粉じん、6)特定化学物質、7)金属類、8)有機溶剤、9)放射性物質の5科目です。
環境計量士(濃度関係)の資格保有者は、これらのうち3)、4)、5)、6)、7)および8)の科目について国家試験の受験が免除されます。環境計量士(濃度関係)の資格を持っているだけでは試験免除にはならない1)労働衛生一般と2)労働衛生関係法令の2科目について、本講習を受講し修了することにより試験免除(ただし、9)放射性物質の科目は国家試験の受験が必要です)となり、国家試験を受験せずに作業環境測定士の資格取得のための登録講習を受講することができます。
まとめると(緑:1種2種共通、赤:1種のみ)
☆環境計量士を持っていれば免除
デザイン・サンプリング、分析概論、鉱物性粉じん、特定化学物質、金属類、有機溶剤
☆ノー免除
労働衛生一般、労働衛生関係法令、放射性物質
となりますので、1種2種どちらを受けるにしても労働衛生一般、労働衛生関係法令の法律関係の科目の合格は必要になります。
こちらの科目については普通に試験を受けて取ることも可能ですが、暗記がめんどくさいので講習の修了で代替することが可能です。
なお、合格後の登録講習ですが、第一種作業環境測定士登録講習の受講は、第二種作業環境測定士登録講習(共通科目)を修了していることが必要なので基本的には2種から取ることになります。
事前準備
1. 空きの確認
ちなみに講習はいまのところ東京と名古屋のみで行われており(たぶん年3~5回くらいありそう)、1回の定員は100名だそうです。なので、まずお電話(03-3456-5852、日本作業環境測定協会)にて空きを確認するべきかと思います。
日取りがよければ電話で予約しだい、10日後までに必要書類を送付します。ちなみに書類の締め切りは講習開始日の10日前までです。
2. 書類準備
講習を受けるためには各種書類を用意しなければなりません。必要なものは
・講習受講申込書
・環境計量士登録証のコピー
・大学(大学院は不可)、高等専門学校又は高等学校等の卒業証書等のコピー(卒業証明 書の場合は原本)
・自分の写真(縦 3.5cm、横 3.0 cm)
です。
たまーに資格試験であるのですが大学院の卒業証明書が使えないのってなんでなんでしょうね?
3.お金の振り込み
書類を送ってしばらくしてから講習の料金の振込用紙が来るので、お金を振り込みます。金額は28,000円とちょっとお高めです。
振り込み用紙には期日が書いてあるので、それまでに振り込みましょう。振り込みが確認されしだい、受験票を発送してもらえます。
ちなみに私のところに用紙が来た日が振り込みの期日(しかも講習の1週間前)で、受講票が講習までに間に合わねぇよ!とちょっと憤慨しましたが、お電話したところ、その場合はFAXで借りの受験票を送ってもらえるので心配ありません。
振り込みに関しては個人、会社で支払方法がいろいろ違うと思いますので割愛します。
4.テキスト購入
テキストは二冊買う必要があります。
☆作業環境測定のための労働衛生の知識 定価 2,600 円(本体価格+税) (法人会員価格 2,340 円(本体価格+税))
☆作業環境測定関係法令 定価2,000円(本体価格+税) (法人会員価格 1,800 円(本体価格+税))
テキスト価格としてはそんなに高くないかなーって感じです。講習終了後も持っていれば役に立つと思います。
ちなみに今回の講習ではこのテキストを開いた回数は2回で、ほぼ使うことはなかったです。それはなぜかというのはまた後で説明します。
5.宿と飛行機の予約
この講習は公共交通機関の遅延による遅刻も許さないと、やたらと遅刻に厳しいので、基本的には前日入り、会場近くの宿をとることを推奨します。
私は東京で受けましたので三田NNホールでしたのでその近くの宿を取りました。
スーパーホテルは大浴場もあり、水道水も飲めるし、朝食も健康的なので非常におススメです。
講習について
☆講習1日目
この日は9:00くらいまでに集合して、最初の数十分でオリエンテーリングを行ってから講習に入ります。
講習は労働衛生一般と労働衛生関係という2つのテーマに分かれており、1日目は労働衛生一般です。
スケジュールとしては
9:15~12:25 労働衛生一般
12:25~13:25 昼休憩
13:25~16:35 作業環境の評価と改善
という感じでした。なお休憩は午前中が1回。午後は2回ありました。休憩はあまり多くないのでトイレにあらかじめ行っておきましょう。
講習はいずれもパワーポイントを使って行われますが、手元に資料が配布されるので目が悪くてもあまり心配はしなくて大丈夫です。
講習の内容は基本的に聞いているだけですが、講師の方がここ重要と言っているところは確実に聞いておかないと試験で落ちます。なので睡眠=死です。ちゃんとお話を聞きましょう。
お昼ご飯は講習会場のすぐそばに7店くらいのお弁当屋さんの集合体や、コンビニ、飲食店があるので困ることはないと思います。講習会場内で飲食は可能なので、私はお弁当を買って講習会場で食べてました。
☆講習2日目
この日は労働衛生関係の講習と修了試験が行われます。
スケジュールは
9:15~12:25 労働衛生関係法令
12:25~13:25 昼休憩
13:25~16:45 作業環境測定および評価基準
16:45~17:45 修了試験
という感じです。
午前中は聞いていて、重要なところをメモするだけでオッケーですが、午後は計算演習があります。計算演習には関数電卓が必要なので必ず持ってきましょう。なければ近場の家電量販店か文房具屋さんで買いましょう。
計算演習は10ページくらいのドリル(これ自体は1日目に配られている)みたいな感じなのですが、問題数が多いのでどう頑張っても時間内に終わりません。なので、1日目にホテルに帰ってから少しやっておくといいと思います。ただ試験に出るところは簡単なところだったので、そこまでやる必要があるかは微妙です...
あと関数電卓を使うにあたって、かならず統計計算モードをマスターしておきましょう。幾何平均とか幾何標準偏差などを計算します。なんのことやわからない方は、電卓の説明書を読むといいと思います。ちなみに紛失していても意外とWeb上にあったりするので大丈夫です。
試験は〇×問題と計算ですが、普通に難しいので講習をちゃんと聞いていないと間違いなく落ちます。合格点は2科目ともに60点以上です。
おわりに
講習はしっかり起きていたのですが、試験はわりとギリギリになってしまいました。
意外と即日テストは暗記する時間があまりなかったので辛かったです(特に2日目)。
しかし何とか合格することができました。
とりあえず次は第二種の登録講習に進んでみようと思います。
また登録講習が終わりしだい記事にしますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
それではまた次回!