皆さんは北海道のおみやげがいっぱい売っている「北海道どさんこプラザ」というお店をご存じでしょうか?
道内各地から特産品・加工品およそ約2,000アイテムが勢ぞろいしており、北海道の有名どころのものから、他ではお目にかかれないマイナーでユニークな商品も売られています。
今回はその北海道どさんこプラザで、これはユニークだと思ったものを買ってきましたのでそれをご紹介いたします。
それがこちらのユニークな味の羊羹たちです。
なんとチーズ、味噌、蕎麦味の羊羹です。羊羹といえば抹茶とか栗とかが一般的ですが、なかなか突飛なものが入っています。
いったいどんな見た目でどんな味がするのでしょうか?よろしければ読んでいってください!
音威子府羊羹蕎麦
音威子府は「おといねっぷ」と読みます。音威子府村は新千歳空港から車で4時間くらい北に走ったところにある、北海道で一番小さい村です。
www.vill.otoineppu.hokkaido.jp
音威子府蕎麦羊羹について、アンテナショップでは以下のように紹介されていました。
【音威子府村】音威子府羊羹|道北,上川|北海道応援小包ゼロワンショップ
音威子府羊羹がおいしい理由のひとつは、北海道産の原料にこだわっていること。小豆や大手亡豆は十勝・上川産。砂糖は道産の甜菜糖を使用。煉(ね)り合わせる水飴も、北海道産ジャガイモ澱粉から抽出したものです。カボチャは音更町産、ハスカップは中川町産、ソバは幌加内町、ハチミツは音威子府村にある中村養蜂所のアザミ蜂蜜。北海道の恵みがいっぱいの羊羹を8種類詰め合わせました。※ヨモギは京都から仕入れた国内産天然ヨモギ、ゴマは香川産、寒天原料の天草は兵庫産です。
北海道の原料をできるだけ使っているこだわりの羊羹のようです。蕎麦以外にもいろんな味があるんですね。
パッケージ表面はこんな感じ。めちゃくちゃ渋いです。
裏面は原材料と栄養成分表示。1本で274kcalとかなりの高カロリーです。非常食にいいかもしれません。
中は羊羹特有の銀のフィルム。ちなみにこれポリエチレンのラミネートを使用したアルミ箔のガゼット袋というそうです。
現代の羊羹パッケージは弊社から始まった – ANZEN・PAX
広げてみましたが切り口がどこにもないのではさみで開けます。
開封してみるとこんな感じ。見た目はこんにゃくっぽいです。香りは蕎麦...というよりはほうじ茶のような香ばしい匂いがします。
やっぱ羊羹は棹にかぶりつくより、スライスしたほうが美味しく感じますよね。というわけでスライスしました。
食べてみると、甘さが優しく食感はやわらかで、なんというかまったりとした味の羊羹です。味わっていくと細かくした蕎麦の実のようなものが入っているのがわかり、ほんのりそばを食べた後の後味が感じられます。ただ、なんというかほうじ茶の味みたいなのが強く、羊羹と一緒にお茶を飲んでいる気分になります。
ある意味一石二鳥でいい羊羹なのかも。普通に美味しかったです。
北海道銘菓チーズ羊羹
お次はチーズ味の羊羹です。チーズの風味って羊羹に合うのでしょうか?
アンテナショップでは以下のように紹介されていました。
SkyShopping - スカイショッピング - / チーズ羊羹ギフトセット 12個入(早来かりんず)
『チーズ嫌いが考えた、栄養価が高いチーズを皆に食べてほしいとの思いから作られた商品、だからこそ1959年以来のロングセラー商品』
チーズ生産の歴史が長い安平町にて、町の活気につながる銘菓を作りたいという思いから誕生した、昭和時代からのロングセラー商品。
北海道産チーズのミルキーな風味がほんのり香る、素朴で優しい味わいの羊羹。贈答品へも向く化粧箱入。
意外と昔から売られている羊羹なのですね。そのわりに北海道銘菓としての知名度はあまりない気がします。私の記事が宣伝になるといいですね。
というかチーズ嫌いの人が作ったのか...嫌いなものを好きなものにアレンジする挑戦心はすごいと思います。
パッケージ表面はこんな感じ。どことなく昭和の雰囲気がしますね。
裏面は原材料と栄養成分表示。カロリーは229kcalと高めですが、炭水化物の量が9.0gと少なめです(蕎麦羊羹は63.2gあった)。意外とヘルシーなんでしょうか。
中身はこんな感じ。羊羹によくある銀色のパッケージを想像していましたが、水羊羹によくあるような浅いカップ状でした。スプーン小さくない?
厚さはこれくらい。
開けてみるとほんのりチーズ独特の乳製品が発酵した香りがします。
スプーンを刺してみるとこれがなかなか固めです。水羊羹のような柔らかさを想定していましたが、通常の羊羹よりも固いかもしれません。さらにスプーンが小さいのでなかなかすくいにくい...。スプーンもうちょっと大きくしませんか?
他の羊羹と比べて炭水化物が少なかったので甘さ控えめなのかと思いましたが、予想に反し、しっかり甘いです。チーズの風味も旨みと臭みの境界線ギリギリを攻めており、ミルキーで味に奥行きが生まれています。
美味しいながら旨みのある羊羹です。チーズ好きで和菓子好きの方はぜひ!
福白金時の味噌ようかん
こちら北海道の上士幌町というところで製造されている羊羹になります。
上士幌町で作られている福白金時豆は大正金時と同じくいんげん豆の一種で、栽培が難しいため生産量が減少しており、希少な存在となっている豆だそうです。
上士幌町公式のネットショップ十勝かみしほろん市場 / JA上士幌町 福白金時(生豆) ※2023年産
そんな希少な豆を使用しているのが、こちらの羊羹です。
アンテナショップでは以下のように紹介されていました。
上士幌町公式のネットショップ十勝かみしほろん市場 / 福白金時の味噌ようかん
上士幌町の豊かな自然に恵まれて育った福白金時豆を使用し、丹精込めて練り上げました。味噌の風味をほんのりと感じる、後引くおいしさの羊羹です。
パッケージもおゃれなので、ちょっとした手土産にも喜ばれます。
味噌はわりかしお菓子に使われることもあるので、ハズレはなさそうです。
パッケージ表面はこんな感じ。他の羊羹に比べて配色がオシャレなデザインをしています。ちょっと秋っぽい。
裏面は原材料と栄養成分表示。しっかり味噌が入っています。
こちらはノーマルな銀のパッケージ入りです。ちなみに蕎麦同様こちらも切り口はありませんのではさみで開けます。
開封してみるとこんな感じ。あらかじめ切れているように見えますが、単純に切る前の写真を撮り忘れました。すみません。
けっこう淡い色合いです。ほのかにみたらしだんごのような匂いがします。
食感は少し固めで、よくおばあちゃんの家にある果物ゼリーを少し柔らかくしたくらいです。
味は味噌味がなかなか際立っていて、他にも味噌独特のまろやかさ、コク、塩味が感じられます。これが羊羹にすごくマッチしておりとても美味しいです。
原材料にはありませんでしたが、わずかですがお酒っぽい風味も感じられました。原材料にはないのになぜ...?
今回は以上になります。気になった羊羹があったら買ってみて下さい!
他にもユニークな味の羊羹があれば、食べてみたいので教えていただけると嬉しいです。
それではまた次回のおみやげ紹介で!