皆さんは草津温泉に行ったことはあるでしょうか?

草津温泉は群馬県にある温泉地で、日本三名泉※にも数えられています。
温泉地の名を聞いた時にはわりと頭の方に出てくるのではないでしょうか。
過去に三名泉の有馬温泉に行ったことがありましたが、温泉はもちろん温泉街の雰囲気、そして旅館と料理すべてが満足のいくもので、思い出に残りました。
有馬温泉でこれなら他もいい温泉地だろうと思い、制覇したい欲が出てきたのは言うまでもありません。
ただ、有馬温泉以外には1つ問題がありいままで行けずにいました。
それは...
立地があまりよくないということです。
言い換えれば最寄りの空港から遠いということ。
有馬温泉は空港から公共交通機関で1時間以内にあるとてもいい立地の温泉ですが、草津と下呂はそれぞれ2時間程度またはそれ以上かかります。
また草津は冬場は大雪の可能性もあり、行ったはいいものの帰れない可能性もあります。じゃあ冬以外に行けばいいじゃないという話ですが暑いのが苦手なのでご容赦。
そのため1泊2日はなかなか厳しく、草津温泉にはなかなか手が出ずにいました。
しかし今年は年度末近くに有給を残すことになんとか成功し、2泊3日の予定を立てることができたため、実現が可能となりました。
というわけで、前置きが長くなりましたが今回はやっと実現した草津旅行の記事となります。よろしければ読んでいってください。
- 1日目:出発
- 高崎駅に到着~草津温泉まで
- 草津到着~お宿紹介
- 軽めの草津探索
- 1日目:夜ごはん
- 売店で買った飲料を味わってみる
- 貸し切り風呂
- 2日目:朝ごはん
- 湯もみを見る
- 食べ歩きその①:揚げまんじゅう
- 西の河原公園を歩きながら草津穴守稲荷神社に参拝
- お昼ご飯:ひもかわうどん
- 食べ歩きその②:からあげ
- 温泉地で本格的な射的が楽しめる:白狐商店
- 草津熱帯圏
- 食べ歩き③:草津温泉プリン
- 2日目:夜ごはん
- 夜のお散歩
- 3日目:朝ごはん
- おわりに
1日目:出発

本当は北海道から東京に来ている(朝9時台の飛行機)のですが、あまり一般的なスタートではないかなと思い、共通のスタート地点となる東京駅からお送りします。
まず、長野行きの新幹線であるあさまに乗ります。
新幹線の時間がお昼ど真ん中だったので、お店でゆっくりご飯を食べる時間はありませんでした。なのでここでは昼食に駅弁を選択しました。
というわけでお昼は有名な崎陽軒のシュウマイ弁当です。駅のホームで買えるので改札通ってしまっても安心です。
新幹線で群馬県の高崎駅まで行きます。所要時間は50分くらいなので、ゆっくりとお弁当を食べる時間はあります。ちなみに中身はこんな感じ。
けっこうボリュームがあるように見えますが、俵型ご飯が意外と小さいのでちょうどお腹いっぱいになる感じです。あとシュウマイが美味い。
高崎駅に到着~草津温泉まで
高崎駅に着くと黒いだるまがお出迎えしてくれます。

高崎駅自体はなかなか発展していて、おみやげ屋さん大きく、充実しており(新幹線の改札前なので便利)群馬のものはだいたいなんでも買える印象でした。

とりあえず高崎駅付近で予約していたレンタカーに乗って草津温泉に向かいます。
高崎駅からしばらくは雪はありませんが、草津に近づくと冬道になるのでレンタカーは4WDでスタッドレスタイヤのものを予約しましょう。
車で1時間半くらいの道中ですが、ちょこちょこトイレ休憩やおみやげ屋さん物色で寄り道をしました。
道の駅「くらぶち 小栗の里」
新鮮な野菜とかを多く売ってました。
浅間酒造観光センター
酒造なので地元のお酒の取り扱いが多いのと、おみやげ関係も結構充実していました。高崎駅や草津で売ってなかったここ限定のお菓子もあったり。
ミュージアムも併設されており、昔のお酒造りの工程が学べます。
草津到着~お宿紹介
とりあえず草津に到着し、まずはお宿で小休憩を取ることにしました。
今回泊まるお宿は「昔心の宿 金みどり」というところです。ここに2泊お世話になります。ちなみに私が予約した時は1泊25,000円でした。
建物外観と入口。もうすでに見た目で趣があります。


フロントとロビーはなかなか広めです。

その日の気分によって浴衣が選べます。落ち着いた柄から少し攻めたものまであり。

いいお宿の廊下ってなんか風情がありますよね。

お部屋はこんな感じ。


畳のいい香りとともに「あぁ...温泉旅館に来たなぁ...」としみじみと思う空間になっています。これがいいんだよね。
外の眺めもなかなか良いです。
トイレや水回りもとても綺麗でした。


とりあえずお茶をいただけたので、サービスのお菓子とともに小休止です。
しかし、まあまあいいお値段の宿だからか、よくいる騒がしい某外国人とかもおらず、とても静かです。やっぱ温泉宿はこうでなくっちゃね。
軽めの草津探索
夜ごはんまで少し時間があるので、ちょっと散策に行ってきました。
これが、かの有名な湯畑です。草津は源泉の温度が高いからか常時モクモクしています。常時、源泉が沸き上がっており、ちょっと神秘的な光景です。



けっこう硫黄の香りが強いので、はじめは吸いすぎると頭が少し痛くなります。まあ薄いといえど毒ガスなのでそれはそうといった感じです。
2月でしたがなぜかクリスマスツリーのようなものがありました。シンボルなのかな?
おみやげ屋さんも下見にいってみましたが、品ぞろえはホテル一井が断トツで品ぞろえが良かったです。ここに草津のすべてが集結しているといっても過言ではありません。
草津に来たらぜひ行ってみて下さい。
1日目:夜ごはん
お宿に戻ってきて夜ごはんです。
内容はそれはもう豪華の一言に尽きます。品目も多く、群馬の名産品もいっぱい出てきます。





もう美味しくないものがありません。全部美味しい。
みんな金みどり来た方がいいです。はい。
売店で買った飲料を味わってみる
部屋に戻ってきて売店で買ったジュースと飲むヨーグルトを飲んでみました。
こちらがザクロジュース。珍しかったので気になって買ってしまいました。いやー財布の紐がゆるいゆるい。
ちなみに群馬県産だと思って買ってみましたが、全然台湾産で製造は長野県。群馬要素が1つもないじゃん...
飲んでみると控えめな甘さと強烈な酸味が特徴です。めちゃくちゃ目が冴えるくらいの酸味なので眠たいときは一瞬で覚醒できます。普通に美味しい。
続いて飲むヨーグルト。こちらはちゃんと群馬県産の生乳を使用し群馬県で製造されています。


飲んでみると、すごく濃厚な乳の味がします。甘さも相まって濃厚なミルクのソフトクリームを飲んでいるみたいです。これは疲れた体に効きます。
貸し切り風呂
金みどりは備え付けの大浴場もありますが、3,300円/1時間で離れの貸切風呂が予約で使用できます。せっかくなのでそちらを利用してみました。
内側から鍵をかけられるし、アメニティやウォーターサーバーもあり設備も充実しています。なにより床暖房が入っているので足が冷たくならないのがGoodです。

横になって休めるスペースもあります。
お風呂はこんな感じ。成人男性3人で入りましたがちょうどピッタリか少し狭いかなという広さでした。
体を洗うスペースが1か所しかないのと1時間しか時間がないので、貸切風呂をより長く楽しみたい場合はあらかじめ館内で体を洗っておくといいかと思います。
温泉の泉質としては入浴後にお肌がツルツルになった感覚とよく温まった感じがありました。気持ちもいいので、毎日入っているとなんとなく健康になりそうな気がします。
2日目:朝ごはん
朝から超豪華な朝ごはんが出ます。特産品の刺身こんにゃくと下仁田ねぎが美味い。
言うことなしです。
湯もみを見る
まずは有名な湯もみを見に行ってきます。ちなみに湯もみとは何ぞやという方はこちらをご参照ください。
午前中と午後で3回ずつ公演があります。午前中の1番最初の公演の30分前にいきましたがすでに人が並んでました。
建物が小さいのでこれ人が入り切るのかな?と思いましたが、2階席もあり200人くらいは余裕で入りそうでした。なので意外と人が並んでいて無理かな?と思っても入れます。
最初に草津の歴史の説明があって、その後に湯もみのお姉さん方が出てきてショーが始まります。

2階は真上から見下ろす感じで見えにくいですが、1回だと画角よく見れます。ショーの最後の方は何とは言えませんが大迫力なのでちょっとビックリします。
食べ歩きその①:揚げまんじゅう
ここでちょっと食べ歩き。草津ではちょっと有名な揚げまんじゅうを食べました。
観光情報 | 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)
揚げたてなのでサクサクして美味しかったです。
西の河原公園を歩きながら草津穴守稲荷神社に参拝
というわけで拝みに行きます。西の河原って賽の河原となにか関係があるのかな?
途中には地面からところどころ温泉が湧き出ている、有名スポットの西の河原公園があるので途中で見ていきます。

神社自体はこじんまりとした感じです。とりあえず参拝しました。
お昼ご飯:ひもかわうどん
お昼ご飯は名物のひもかわうどんを食べました。ちなみにひもかわうどんとは何かというと
群馬県桐生市の郷土料理で群馬県産の小麦粉と桐生川の清らかな水で熟成させた生地を、手作業で一本一本包丁で切って作られます。一般的なうどんとは異なり、麺の幅が広く、店によっては10cmを超えるものもあります。
群馬県のグルメで、草津温泉にもひもかわうどんを推しているお店がいくつかありました。実際の写真はこんな感じで、幅広で薄いうどんです。
シンプルでコシがあって美味しいうどんでした。ちなみに食べたお店の名前は忘れました。すみません。
食べ歩きその②:からあげ
なんとなく街を散策していたら美味しそうな唐揚げがあったので、食べてきました。
けっこういろんな種類があり、私は梅しそ味、友人はノーマルとヤンニョムチキン味をシェアして食べました。
温泉の新形態:顔湯
湯畑から徒歩5分くらいに裏草津という場所があるのですが、そこでは足湯の他に顔湯もすることができます。顔湯とはなにかというと源泉の蒸気に顔をあてて美肌効果を得られるものです。
実際にどんな感じかというとこちらの写真のようになります。

時間帯や気温によって蒸気の出方は変わるみたいです。私がやった時はあまり蒸気が出ていませんでしたが、後でテレビで見た時はもくもくと出ていました。
ちなみに源泉の蒸気を嗅いでますが、そんなに硫黄臭くはなく、息をしても窒息や中毒の心配はなさそうです(短時間の場合)。
温泉地で本格的な射的が楽しめる:白狐商店
温泉とは全く関係ないですが、本格的なエアガンで射的ゲームをおこなえる商店?があったので行ってきました。筆者はとてもエアガンとかFPSゲームが好きなのでウキウキです。

写真のように武器がいっぱい並んでいて、好きなのを選び、500円/10発で的を打ち抜きます。わたしはスナイパーライフルが好きなので、VSRを選びました。

ちなみに結果はこんな感じ。

平均よりは上の方らしいです。ぶっつけ本番では上手くいった方かなと思います。VSRが意外と重くて、終わった後は手が震えました。筋トレします。
草津熱帯圏
草津にある動物園です。日本一高所に位置する動物園でもあるそうです。
草津温泉 草津熱帯圏 トロピカルワンダーランド オフィシャルサイト
草津温泉の熱を利用し、室温が一年中20℃以上に保たれた亜熱帯のジャングルを模しており、多種多様な動物と植生に触れ合うことができます。ちなみに入場料は大人1人1300円です。
ここで熱帯圏でみられたカワイイ動物たちを一部ご紹介。
寒そうにしていたお猿さん。めっちゃ威嚇されました。
半分くらい寝ているウサギ。
個人的にこの熱帯圏で一番見たかった生物、カピバラさん。なんかみんなプラスチック容器にぎっしり詰まってました。居心地がいいのだろうか。
嘴があざやかな南国にいそうな鳥。こちらも近づいたら威嚇されました。
いろんな動物が見れて、一部触れ合いもできるので楽しかったです。
食べ歩き③:草津温泉プリン
温泉街を歩いていると、なんだか映えそうなプリンを発見したので気になって買ってしまいました。
夜の湯畑プリン 6個セット スイーツ 洋菓子 | 草津温泉プリン
その名の通り、夜の湯畑を現したプリンです。夜の湯畑がどんなものかはこの後の記事に載っていますので、そちらをご覧ください。
見た目がもうキレイですよね。プリンとは思えない見た目をしています。


とりあえず、上の夜空部分だけ食べてみます。

ソーダっぽい味なのかなと思ってましたが、ハーブティーっぽい味のゼリーでした。普通に美味しい。
で、ここに付属のレモン汁をかけると

おお...なんか夜空というよりは銀河っぽいようなダークマターっぽいような?どことなく宇宙を感じますがキレイです。ゼリーにバタフライピーを使っているので、レモン汁のpHで色が変化するみたいですね。ゼリーの味はレモンが入るので非常にさっぱりとした味わいになります。

プリンの味は卵の旨みが強いカスタードプリンって感じでした。普通に美味しい。
ちなみに上と下を混ぜて食べると美味しいかと思いましたが、そんなこともなかったです(不味くはない)。
2日目:夜ごはん
前日が豪華すぎたのと連泊なので、いくつか前日と同じメニューがあるんじゃないかと思っていました...が!予想に反して全て違うメニューでした。
おいおい...クォリティ高すぎかよ...!と息を飲みましたね。さすがは金みどりさんです。
以下に連泊用メニューを載せます。







夜ごはんも最高すぎてお腹いっぱいになりました。
夜のお散歩
草津はいろんなところでライトアップが行われています。なので夜は夜でまた違う顔を覗かせます。1日目での写真でも出てきたクリスマスツリーや、
光泉寺仁王門へと続く階段

光泉寺の近くにある五重塔
そして湯畑。湯畑は光源の色にバリエーションがあったり、元々湯気があって光が散乱するからかとても幻想的でキレイでした。


3日目:朝ごはん
なんと朝ごはんも連泊時は別メニューでした。2日目の写真と見比べていただくと違いがよくわかります。
つけ合わせが美味しくてご飯が進む進む。おかわりまでしてしまいました。
朝からお腹いっぱいです。本当にこの宿は出てくる料理が何もかも美味しい。
おわりに
この後は来た道を帰っただけなので、旅のレポートはこのあたりで。
今回の草津旅行、行ってみてかなりよかったです。アクセスこそあまり良くないものの、温泉街の広さと温泉街とは思えない観光スポットの多さ、街中および宿に魅力的な食べ物がいっぱいありました。
1日では当然、というか2泊3日でもすべて楽しみ切ることはできなかったため、少し心残りなところもあります。ですが、心残りがあるくらいがちょうどいいとも思いますので、北関東にお住まいでない方は2泊3日くらいの旅程を計画するとちょうどよいかと思います。
皆さんも草津、行ってみてはいかがでしょうか?
それではまた次回の旅レポで!