前回、電子ドラムを購入し、ウキウキでコナステ版GITADORAをプレイしていた私ですが(以下記事参照)
今回、めでたく下の階の住民から苦情が入りました。
まぁ、そりゃそうよねって感じです。
一応、気持ち程度に対策はしてたんですけどね。
タイルマットに段ボール乗っけただけを静音対策と言っていたら怒られそうではありますけども。苦情こなかったらラッキー程度です。
このままでは、騒音によってストレスを負った社宅の皆様に村八分ならぬ社宅八分にされてしまいそうなので、真剣に静音対策を考えることにしました。今回はそんなお話です。
- そもそも何を対策するべきなのか?
- ふにゃふにゃシステムの構築
- ふにゃふにゃシステム導入結果
- 静音マットの導入
- ふにゃふにゃシステム+静音マット導入結果
- さらなる出費
- ふにゃふにゃシステムの欠点
- 今回の出費の合計
そもそも何を対策するべきなのか?
近隣住民にヒアリングを行ってみたところ、どうやら電子ドラムを叩く音自体はほぼ聞こえないようです。
では何が騒音になっているかというと、
そう、こちらのキックペダル(バスドラム)を踏む音なんですね。
我が住まいは天井が薄いようで、上下の音が良く響くから騒音になっているようです。
ただ騒音といっても、バスドラムで発生する音が問題になっているわけではなく、踏んだ時に発生する足音に似た振動が下階に伝わって、騒音になっているようです。
実際にヒアリングでは「ドンドンという強めの足音が聞こえた」と言われました。
そのため、対策としては足音の防音と防振を重点的にやる必要がありそうです。
と言いましても、私は振動や音の専門家ではありませんので、ここはGoogle先生に聞いてみることにしました。すると以下のようなものがヒットしました。
電子ドラムの騒音問題を解消!ふにゃふにゃシステムの作り方と効果をレビュー。 |基礎から習う個人レッスン・オンラインレッスン
実録 ディスクふにゃふにゃシステム(DFS)の作り方 | がんばれジャズマスター
どうやらディスクふにゃふにゃシステムというものが、電子ドラムの騒音諸問題に有効らしいです。
ディスクふにゃふにゃシステムは何かというと、ドラムと床の間にトレーニング器具のバランスディスク(バランスボールを平べったくしたもの、以下図)を挟み込んだものです。
音には空気伝播音と固体伝播音があり、ドラムのバスドラムに関しては固体伝播音に該当します。空気を含んだふにゃふにゃなバランスディスクを使えばその伝播をマイルドにできるということですね(筆者の推測なので正確ではないかもしれません)。
これの利点はわりかし低予算で済むということです。
電子ドラムを支える部分だけあればいいので、バランスディスクは1個1000円~ということを考えると5,000円弱くらいでできる計算になります。
お財布に優しかったのでさっそく注文してみることにしました。
ふにゃふにゃシステムの構築
とりあえず中核となるバランスディスクを購入しました。
購入する時に注意するのは大きさと耐荷重でしょうか。少なくとも電子ドラムは載るのでそれで空気が抜けてはいけないのと、小さすぎると支えに問題が出る気がします。
今回はこちらの商品を購入しました。2個入り2,480円×2です。
実物がこちら。パッケージに清涼感が溢れていて、海に行きたくなります。
ピンクと黒の2色があったのですが、どうせ下に敷くものなので黒にしました。
バランスディスクを膨らませる注射器?みたいなのも同梱しています。
とりあえずそこそこ膨らませて(体感7割くらい)、大きさをそろえてドラムの支柱直下に来るように調整します。
この上に、今まで使っていた段ボールを置いて、ひとまず完成としました。
ふにゃふにゃシステム導入結果
この状態で、ドラムを叩いて近隣住民に再度ヒアリングを行ったところ、ドンドンという音がポコポコという音に変わったようです。
とりあえずこれでよいかと確認したところ、「いいわけないだろ。普通にまだうるさいわ」と言われましたのでさらに何かする必要があるようです。
静音マットの導入
というわけで、これ以上の静音を望むとなると、ふにゃふにゃシステムの下に静音マットをしこたま仕込むくらいしかないのかなと思いましたのでそれを導入していくことにしました。
また、静音マットに関してGoogle先生に聞いてみたところ、防音専門のお店が見つかり、良さそうなマットがあったのでそれを導入してみることにしました。
この静床ライトですが、さらに別売りのp防振マットと足音マットを組み合わせることで防音性能を強化することができます。
YAMAHAのDTX402KSを置くためには、上記の静床ライト×4、p防振マット×2、足音マット×2が必要だったのでそれぞれ購入することにしました。
さらに近所のホームセンターでジョイントマットを1,000円くらいで追加購入。一番下に敷くと、滑りがいいのでドラムをマットごと移動できるようになります。
実際に重ねて設置してみるとこんな感じです。
さらに念には念をいれて、吸音性が高いと噂のコルクマットも買ってみました。
ちなみにこの上で飛び跳ねてみたのですが、下へ伝わる振動がほぼなくなっているように感じました。ドラムだけでなく、トレーニング時やお子さんがいらっしゃる家庭なんかでも使えそうではあります。
その上にバランスディスクを配置し、DTX402KSの付属段ボールと滑り止めマットを敷いて完成です。
ミルフィーユもビックリの層構造になりました。ちなみに地面から15cmくらいの高さがあります。
さて、これでどうなるか...
ふにゃふにゃシステム+静音マット導入結果
というわけでまた叩いてみて再度ヒアリングを行いました。
すると、騒音はかなり改善されており、日常の生活音とほぼ変わらないところまで落ち着いたようです。感想としては、「上階に人のいる気配が感じられる」という具合だとか。
思いっきりドラムを叩いてみても、全然うるさくなかったようで、とりあえず、騒音対策はこれにて終了することにしました。
また、苦情がきたらバージョンアップさせようと思います。
さらなる出費
今回の防音システム構築で、とある弊害が出ました。
何かというと、椅子の高さが足りないということです。
椅子は今回のシステムに載せていないので、単純に電子ドラムの位置が+15cmになったためです。
そのため背の高い椅子を買うことになりました。
ふにゃふにゃシステムを作るときはご注意ください。
ふにゃふにゃシステムの欠点
叩いているとそこそこ揺れます。配置のせいなのかわかりませんが、ハイハットペダルを踏んだ時、ものすごい左右に揺れて、たまにパッドが誤反応するレベルです。
たぶん、敷いている段ボールを重さのある合板に変更すれば、少し収まるとは思うのですが...お金がなくなってしまったので、それはまた今度とします。
今回の出費の合計
目安として掲載しておきます。順番は一番下から実際に敷いている順です。
ジョイントマット(50×50cm、4枚入り):1,000円
足音マット2枚(50×70cm、4mm厚):6,600円
P防振マット2枚(91×45cm、5mm厚):3,520円
静床ライト4枚(50×50cm):7,040円
コルクマット(大きさ忘れました、4枚入り):1,000円
バランスディスク4枚:4,960円
椅子:3,780円
合計:27,900円
当初、お財布に優しい防音設備を目指していましたが、そんな甘い話はどこへやら。
明日から質素に生きたいと思います。さようなら。