今年のお正月は初めて実家に帰りませんでした。
いわゆるコロナ自粛ですね。
気づいたのが、お正月に実家に帰らないとお正月ならではの食べ物を食べる機会がないということです。スーパーとかでおせちとかオードブルを買えばいいじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、味付けが濃かったり脂っこかったりして嫌なんですよね。
やっぱりお正月という行事を数十年続けていると一種の習慣になっているようで、今になって、とてもお正月っぽいもの(おせちとか)が食べたい欲が来ているわけであります。
現在なにより一番食べたいのが餅です。
暖かくてもちもちしてて伸びる面白い食感に、食べているとほんのり甘い感覚、餡子やずんだ、お雑煮などバリエーションが広くて美味しい食材です。
餅って正直言うと年間でお正月くらいしか食べる機会がありません。美味しいんですが、焼くのが面倒、食べるのにちょっとリスクがある(特に一人暮らしだと発見されずに死ぬ)、米と一緒で餅単独では食べず何か付け合わせが必要と、わざわざ食べなくてもいいかなという理由が出てきて敬遠しがちです。
上記の理由と面倒くささが相まって「うーん。今年はお餅食べるの諦めようかなぁ」と思っていたところで、なんとタイムリーにこんなお土産を頂きました。
それがこちら。
こちら福岡県福岡市博多区に所在する株式会社五十二萬石本舗が製造している土産菓子・和菓子となっております(筑紫もち - Wikipedia)。
ちなみにyoutubeに公式のCMが上がっていました。
www.youtube.comなんかローテンションの歌がすごく頭に残るCMです、中毒性があるかもしれません。
このCMだけ見ると謎のお菓子ですが、公式HPでは以下のように紹介されています。
代表銘菓 筑紫もち|如水庵 公式オンラインショップ |福岡の和菓子
会長の森が幼いころに祖母に作ってもらった黄粉もちにヒントを得て作られた筑紫もち。
大切な方に福岡を知っていただく、遠く福岡を離れて暮らす皆様が懐かしい故郷を
思い出す、きっとそんなお手伝いができるお菓子です。
紹介文で情景が浮かんできて涙ぐんでしまいました。最近、涙脆くなってきているせいでしょうか。暖かみのあるお菓子であることが伺えますね。食べるのが楽しみです。
価格と個数はかなり幅が効いていて、以下の表のようになっています。
個数 | 価格/円 | 包装形態 |
---|---|---|
3 | 420 | 袋 |
5 | 700 | 袋 |
6 | 890 | 箱 |
7 | 1040 | 箱 |
9 | 1340 | 箱 |
12 | 1772 | 箱 |
18 | 2636 | 箱 |
20 | 3024 | 箱 |
24 | 3575 | 箱 |
30 | 4428 | 箱 |
36 | 5638 | 箱 |
45 | 7010 | 箱 |
けっこう細かく個数が設定されているので、お土産にする時に非常に便利かと思います。
今回いただいた筑紫もちは、おそらく受験生応援のための限定パッケージで、6個入りのものです。
絵馬っぽくなっていて、裏に願掛けが書けるようになっています。
とりあえず、私はもういい年した社会人で特に願い事がないので「受験生の体調不良がなくなりますように」と書いておきました。
パッケージを開封するときは上部のねじねじをほどきます。
開けてみると薄紫色のキレイなパッケージが姿を現します。中身は3個入りが2袋入っている感じですね。
中に説明書が入っていたので広げてみました。
お餅には水からこだわり、黄な粉には国産の大豆の希少部位を使っているなど、読んでいるだけで美味しさがわかる原料を使っているようです。
裏面には如水庵の歴史が書かれていました。
如水庵の始まりはなんと1800年代で、かなり歴史があります。こういうお菓子屋さんのストーリーが頭に入っていると、お菓子もより一層美味しく感じますよね。
3個入りのパッケージはこちら。
さらに小分けのパッケージを取り出したのがこちら。
見た目は飛脚が持っている荷物か風呂敷に包んだお弁当箱のようなデザインです。古き良き感じの風情があります。
これを開封するとようやく筑紫もちとご対面かと思いましたが、まだ中にタレと蓋がありました。
蓋を取ってようやく筑紫もちとご対面...かと思いきや、
めっちゃ黄な粉入ってて餅が見えない!
あふれんばかりに黄な粉が入ってます。
蓋を開けるときに黄な粉がかなり落ちますので、下に何かひいてから開けるのが良いかと思います。パッケージの包み紙とかとても適任です。
お餅は3つ入っていて付属の楊枝?に刺して食べます。
とりあえず、まずは何もかけずにそのまま。
これは美味しい!
優しい甘さのお餅に黄な粉の豊かな旨みと風味が絡み、極上の美味しさのお餅になっています。さすが、素材にこだわっているだけありますね...。
通常、こういうお菓子に含まれる黄な粉って砂糖とかが混ざっていたりするのですが、この黄な粉は単独で食べても黄な粉の味のみです。黄な粉の旨さを甘みでごまかしていないのはすごいと思います。
お次はタレというか黒蜜というかシロップをちょうど空いたスペースに入れていきます。スペース的に初めに1個だけ食べておいてよかったですね。
シロップは黒糖の風味を持つカラメルのような味です。このシロップもかなり美味しいのですが、黄な粉と絡めると美味しさが飛躍的に跳ね上がります。
これを餅につけるともう最高です。最初は餅の甘さと喧嘩するんじゃないかなと思っていましたが、見事に調和し幸せな甘さになっています。この幸せな甘みが、きっと如水庵の会長の思い出なのでしょう。
とりあえず当初の目的だったお餅を食べたいという欲求は満たされました。
ですが、もっと筑紫もちを食べたいという欲求が新たに生まれてしまったので困りどころ。
筑紫もちは以下のサイトから買えるので、皆様も食べてみてはいかがでしょうか?
コロナ過の鬱屈とした気持ちを吹き飛ばしてくれるかもしれません。
☆公式オンラインショップ
代表銘菓 筑紫もち|如水庵 公式オンラインショップ |福岡の和菓子
☆その他ECサイト
それではまた次回のお土産紹介で!