2018年9月6日午前3時8分。
緊急地震警報のアラームが鳴り飛び起きる。
数秒後...ゴドドドドという地鳴りとともに築40年の5階建てのマンションが揺れた。
積んである本は崩れ、棚の上のぬいぐるみは床に落ちた。
この時、私はベッドの上で思った。「あ、これ死んだ」と...
翌日のテレビ画面
無事でした
どうもこんにちは。
理系アラサー男子レバンスです。
導入にもありましたが、人生で始めて強い地震というのを体験しました。
人はあまりに強い地震にいきなり直面すると呆然とするんですね。まったく逃げられませんでした。
築40年のマンションの5階だったため揺れる揺れる。
体感震度は6くらいあったんじゃないかと思います。
地震が起こったあともいろいろ問題が起きたので今回はその体験を記事にしました。
地震後に起きた問題とそこからの復活までのチャート
簡単にまとめると
地震(9/6 3:08)
↓ 30分後
停電
↓ 4時間後
断水
↓
通信制限
↓
停電の夜(9/6 19:00)
↓
1日目と同じ状態が続く
↓
昼ごはん買いにコンビニ行くが食糧不足
↓
電気復旧(9/7 19:00)
↓
水道復旧(9/8 12:00)
↓
生鮮食品類がいつもと同じくらい店に並ぶ(9/10くらいから)
というふうに1日から2日間文明が崩壊していました。
たかが2日間でしょ?全然大丈夫じゃん。と思うアナタ。実はそうでもないんです。
地震後の断水と停電で困ったこと
私は1日以上インフラが止まることが、こんなにも身の回りに不自由を引きおこすと思わなかったのだ...
注)ここでは私が体験した以外のことが含まれています
・地震から30分で停電したため、スマホと予備バッテリーの充電が不十分
・断水で水がないからトイレが流せない。当然、お風呂も入れない。
・電波等の電力不足?で通信が低速
・災害に備えていないから備蓄食料がほぼない
・ガスが通ってなければ火は使えない
・人がコンビニに殺到するのでものが買えない
・停電してるので夜は闇の中
・ラジオがないとデマ情報に踊らされる
他にも思いついたら追記していきますが、ぱっと思いついたのだけでこれくらいあります。まあ、1日くらいなら大丈夫かもと思うかもしれませんが、実際にはいつまた強い余震がくるかわからないので、いつまで続くかわからない恐怖と戦うことになります。
ちなみにこれが冬ならポータブル石油ストーブ以外の暖房が止まり、水道管と蒸気管が凍り始めるので地獄です。9月でよかった。
やっておいてよかったこと
偶然にも地震前にやっておいたこと、持っていたものが役に立った例や、地震後すぐにおこなって事なきを得た行動について書いていきます。
お風呂と空きペットボトルに水を貯めた
地震後、まずインフラが逝くと思ったので断水を予想し、水が出ている間にお風呂と空きペットボトル(2L×6本)に限界まで水を貯めました。
この水は、飲料水、手洗用、トイレの水流に大いに役に立ちました。2日間断水してたのですが1人暮らしでもギリギリの量になりました。
余談ですが、この経験でトイレの水洗は7Lバケツ3杯くらいを、便器の水が張っているところに勢いよく流すと流れることを知りました。
前日に洗濯をしていた
インフラがいつ復旧するかわからないので着替えの問題は常に付きまといます。
私は幸運にも前日に洗濯をしていたので、着替えは10日分以上ありました。選択してなかったら3日くらいしか持たなかったですね。
毎日、こまめに洗濯する事をオススメします。
健康に気を使っていた
もともと腸内環境を正常化できるという噂を検証するためにアルカリイオン水を6本買っていました。これは飲み水を確保する上でかなり役立ちました。
加えて、今年は東京出張が多く、猛暑対策として塩分タブレットも購入していました。
さらに他にも過去記事にあるとおり、最近は健康に気を使い、栄養価の高いスーパーフードなんかも買っていました。
とりあえず、地震が起きた朝にこれらの食料を確認し少なくとも1週間は生き延びられることを確信しました。
奇跡的に光源を持っていた
よくライブに行くんですが、その時に使うペンライトを暗闇で使うと意外と明るかったです。ウォークマンはフル充電だったので、電池式のスピーカーと合わせて、暗闇の中でライブ気分を味わい、気を紛らわせることができました。
ウエットティッシュをいっぱい買っていた
けっこう潔癖症気味なので除菌ウエットティッシュをいっぱい買っていました。アルコールは皮膚が乾燥するのでアルコールフリーのやつです。
これで体を拭いて、お風呂代わりとしていました。
何もしないよりはサッパリとでき、衛生的かと思います。
やっておいた方がよかったこと
地震後に後悔したやっておけばよかったことを書きます。
災害にまったく備えていなかったこと
お恥ずかしい話ですが、防災キットみたいなものをまったく持っていませんでした。
これを持ってるだけで食糧事情、飲料水、ファーストエイドなど少なくとも数日は安泰です。さらにガスコンロを持てば完璧ではないでしょうか。
冬だとさらに寝袋や斜熱シートなんかも必要になると思います。
キャンプ道具を持つのが大正義かな?
ラジオの必要性
テレビがなかったので主に地震後の情報はツイッターと官庁ホームページで得ていました。
ツイッター上ではかなりデマ情報が広まり、私も何個か信じてしまいました。
いっぱいありましたが有名なところをご紹介。
例:「NTTの方からの情報であと4時間で電波塔の電気が切れて圏外に」、「自衛隊の方が地鳴りのあと大地震来ると言っている」
正直、この時ラジオがあればと思いました。他の震災でもラジオの情報はわりと正確性があるようです。手回しか電池で動くのがベターで最近のはスマホ充電ができるのもあるようです。
スマホと予備バッテリーの充電
水を貯めることに必死で、充電まで気が回りませんでした。
スマホ自体は充電器に繋ぎっぱなしで100%でしたが、予備バッテリーは軒並み全滅...
安否確認の連絡が知人友人からひっきりなしに来るので充電は減り、焦りもありました。
幸運にも会社に自家発電機があったので事なきを得ましたが、そうでなかったら外界と隔絶されていました。個人用の自家発電機の購入も考えたほうがいいかもしれません。
私は車を持っていませんが、車があればラジオ、バッテリーからの充電、燃料確保などさまざまなことができました。
また、災害直後の買出しも容易だったかもしれません。
長くなりましたが以上です。読んでいただきありがとうございました。
今回の地震で他の地震も誘発されるかもしれないので、みなさん備えは忘れずに!
それでは!