低糖質プリンについて
昨今は健康ブームが白熱し、次々と健康志向の商品が出回る時代です。
中でも、手軽な健康への第一歩であるダイエットに重点を置いた、低糖質・高たんぱくなものが多い印象を受けます。
ここでひとつの疑問が生じます。
それは...
健康に気を使った商品は美味しいのか?
ということです。
元来、基本的に健康にいいものといえば美味しくないものと相場が決まっていました。
何を隠そう、私もその固定観念に縛られています。
しかし、それもきっと昔の話。現代の技術をもってすれば、美味しいものができるでしょう。
そう思い、興味本位ながら大好きなプリンで試してみることにしました。
それがこちら。
森永のおいしい低糖質プリンです。
こちらは天下の食品メーカー森永乳業さんが発売しているプリンです。
この中で低糖質プリンは以下のように紹介されています。
おいしくても糖質70%カット※
おいしさはそのまま!低糖質!美容にも健康にもうれしいデザート!
※同量の「森永の焼プリン」と比較して糖質を70%カットしています。甘味料だけでは特有の雑味によりおいしさは損なわれてしまうため、砂糖や甘みの異なる甘味料を2~3種類組み合わせ、深みのある甘さを実現しています。
また、乳業メーカーの強みである自社の乳素材と、そこに組み合わさる卵やチョコレートなど素材由来の自然な甘さ。
味の特徴に応じて全体のバランスを見極めることで、低糖質とは思えないコクやおいしさを追求しています。メルソースを入れることは、糖質量に制限がある中ではとても難しく、「おいしい低糖質プリン カスタード」も発売当初は入っていませんでした。
しかし、もっとカスタードプリンとして満足できる商品をお客さまにお届けしたいと思い、糖質量を抑えたカラメルソースの開発に着手しました。
試作回数は100回以上。
2年に渡る試行錯誤の末、”砂糖の代わりに食物繊維を使用すること”で、「おいしい低糖質プリン」専用の、糖質量を抑えたカラメルソースを作り上げることができました。
このカラメルソースに関連する技術は、特許を取得しています。
糖質を70%カット(おそらく通常11g→3g)にするにあたり、様々な苦労や工夫が凝らされていそうです。
価格はコンビニで100円/個くらい、スーパーで87円/個くらいでした。安めですね。
では早速、それぞれの味についてレビューしていきます。
カスタード味のレビュー
パッケージから内装まではこのような感じ。
開封すると普通のプリンの色ですね。
下にはしっかりと液タイプのカラメルも入っています。
食感はちょっと硬めのプリン。プリン自体は薄味のカスタードプリンという感じ。
カラメルは良く言うと苦くなく、ほんのり甘い感じです。悪く言うとほぼ味はないです。
人工甘味料の独特の甘さはギリギリ感じないレベルで、しっかりと甘いので企業努力が感じられます。
美味しい!というわけではないけど、罪悪感のない間食にはいいかなという感じです。
キャラメルプリン味のレビュー
パッケージから内装まではこのような感じ。
見た目は茶色っぽい見た目。香りとかはそれほどしません。
下にカラメルなどは特にないようです。
食感に関してはカスタードと変わりません。
食べてみると、キャラメルの濃厚な風味がして、美味しいです。キャラメルの風味で人工甘味料っぽい甘さがそれほど気になりません。
ただ、欠点を上げるとすれば、甘さに余韻がありません。たとえるなら生キャラメルの甘さの余韻を無理やり消し去った感じがします。
なんというか、スイーツを食べた後の幸福感が足りない気がしますね。
チーズケーキ味のレビュー
パッケージから内装まではこのような感じ。
ちょっと黄色ぽい白色な見た目。色合いはヨーグルトみたい。
若干ながらチーズのような匂いがします。
下の液が若干濃い黄色なのでカラメルっぽいものが入っているようなそうでないような。
こちらも食感は上記2つと一緒です。
味はヨーグルトとチーズとプリンのちょうど中間のような味わいです。なんというかどっちつかずといった印象ですね。
甘さは程よく甘いですが、人工甘味料っぽい甘さが3種の中で1番感じるような気がします。
総評するとまずくはないという感じ。美味しいとは言えないかな。
おわりに
なんというかどれも今一つという印象を受けました。その理由としては
・人工甘味料っぽい甘さが抜けていない
・甘さに余韻がなくすぐに消え去る(=幸福感、満足感がない)
といった点でしょうか。
もちろん良かった点もあります。
・食感が固い(筆者は固めのプリンが好き)
・糖質は少ないけどちゃんと甘い
特にちゃんと甘さとクリーミーさを感じたのは驚きでしたね。企業の熱い努力を感じました。
ちなみに今回食べた中ではキャラメル味が1番美味しかったです。
みなさんもダイエット中の間食に買ってみてはいかがでしょうか?